阿弥陀様の首が傾くと大火事が起きる(如意寺)

 如意寺(にょいじ)には、平安の名工「定朝」が作ったといわれる立派な阿弥陀様が今でも残っているが、この阿弥陀様は火難除けに功徳があるとされている。
 昔から不思議なことに宿に大火事が起きる前に、この阿弥陀様の首が必ずがっくりと傾いているという。
 文化の扇屋の火事の時も、近くは明治の佐久間座(映画館)の時もそうだったと古老は語っている。
 ちなみにこの阿弥陀様は尾張六地蔵の一つである。